【柚ノ木谷連絡線・蟾島口乗降場と柚ノ木谷駅】

ずいぶんと長い間、ご無沙汰してしまいました。やっとまとまった雨が降って・・・そうしますと私の仕事が出来ませんので、他の仕事が無ければ(雨が降っても仕事の依頼があれば休めませんので)やっとこっちのブログの更新が出来るとゆうわけです。今後もボチボチの更新となりますが、私としてはほぼ予定通り(?)の更新頻度ですので慌てず急かさずに、のんびりのほほーんと更新をお待ちください☆


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▲ 平成22年3月20日午後のみの、柚ノ木谷連絡線・柚ノ木谷橋梁。【画像は全て22・03・20】


前回に殆ど書きましたから、特に改めて書くことはありませんが、平成22年3月20日の1日限りで営業した15インチ軌道の柚ノ木谷連絡線と蟾島口(びきしまぐち)乗降場、柚ノ木谷駅について書き残そうと思います。元々、24インチ軌道の熊野簡易軌道・柚ノ木谷線が中野(平谷中野)から柚ノ木谷を目指して建設を進めましたが雲(ん)駅と蟾島口乗降場との間で石垣が崩壊しており、自己流に石垣を復旧したものの・・・動力車の進入に不安がありました。それでもこの区間を越えなければ当軌道の価値が小さくなりますから、手押しトロッコのみ進入可能として、蟾島口まで開業させました。


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▲ 柚ノ木谷連絡線の全線。矢印はそれぞれ霧里駅蟾島口乗降場柚ノ木谷駅の位置を指す。


春の田植えの時期に苗運びに活躍し、それまで手に持ち何往復もしなければならない作業がこの軌道の開通によって、相当に軽減されました。ただしかし乍ら、石垣の崩壊があって本来の活躍が出来ない状態でした。このまま騙し騙し走らせても、いつか本当に大崩落してしまう可能性もありましたし、本当の意味での実用軌道を目指すのなら、きちんとした設備をもって難所を克服しなければ・・・結果、短命に終わってしまうかも知れない、そんな危惧さえ持っていました。幸いなことに石垣職人の方のご協力・ご支援があって石垣の問題を克服しました。これによって当初の目的地・柚ノ木谷への延伸(蟾島口への復旧を含めて)が現実的となりました。


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▲ 沿線一の(唯一の?)見所?


しかし、軌道の大きさが大きさだけに難所が克服出来たところで工事がスムーズに展開するわけもなく、ただそれでも何かをきっかけにして柚ノ木谷へ一刻も早く列車を走らせたいとゆう気持ちもまた大きくなってゆきました。そのきっかけを作ってくだすったのが【庭箱鉄道・じめたもみ先生http://9326.teacup.com/jimeta/bbs】であり、24インチ軌道よりも敷設しやすい15インチ軌道との出会いでした。そうゆうわけで【庭箱鉄道さん】のご協力で、僅か1日(半日)限りではありましたが、夢にまで見た柚ノ木谷までの線路が現実のものとなりました。


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▲ 柚ノ木谷連絡線を行く超満員の列車。


但し、あくまでも1日限定の暫定的な軌道として位置づけて・・・あえて(路線名称を変えて)「柚ノ木谷連絡線」として、既存の24インチ・柚ノ木谷線や将来的に敷設予定の15インチ・(仮称)柚ノ木谷新線とは別の扱いにしました。僅か半日の営業(?)ですが、熊野簡易軌道の歴史にはしっかりと刻まれることになります。24インチ軌道の柚ノ木谷線のプレオープン(?)路線として、無くてはならなかった路線でした。逆に15インチ軌道との出会いが無ければ・・・未だに柚ノ木谷へは軌道が延びていなかったでしょうし、それによって進捗状況もマイペース以下(?)となって・・・実現するのかしないのか?そんな状態にもなっていたかも知れません。24インチ軌道を敷設するのに15インチ軌道の風に背中を押された・・・とゆう気持ちです。その押してくれた「風」へのお礼(?)は柚ノ木谷新線へと繋がってゆくのですが、それはまた別の機会にすることになります。


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▲ 蟾島口乗降場を通過する列車(?)。


蟾島口(びきしまぐち)乗降場

・開業 2008(平成20)年5月27日(柚ノ木谷線)

・営業休止 2008(平成20)年11月17日

・営業再開 2010(平成22)年3月20日(柚ノ木谷連絡線)

・営業休止 2010(平成22)年3月21日(営業は前日限り)

・駅中心キロ程 0k134m850


柚ノ木谷連絡線の運行に伴い、1日限りで営業(?)を再開しましたが、特に定期列車があったわけでもなくダイヤグラムも存在していませんから・・・果たして当日に列車が停車したかどうかは不明です。将来的な話として、24インチ・柚ノ木谷線と15インチ・柚ノ木谷新線の開業の際には「駅」に格上げして、両線の接続駅に発展する予定です。またその際は若干の位置が変更される予定です。


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▲ 柚ノ木谷駅に停車中の庭箱鉄道「9633」


柚ノ木谷(ゆのきだに)駅

・開業 2010(平成22)年3月20日(柚ノ木谷連絡線)

・廃止 2010(平成22)年3月21日(営業は前日限り)

・駅中心キロ程 0k148m000


熊野簡易軌道が目指す最終目的地(?)がこの柚ノ木谷駅ですが、平成17年の秋に着工以来4年以上かかってもなかなか開通しないので、とりあえず15インチ軌道での開通です。とりあえず・・・ですから1日だけの営業でした。駅も線路も一旦は廃止して、将来的には改めて線路を敷設して改めて「柚ノ木谷駅」を開業させます・・・このあたりは休止中の蟾島口乗降場と事情が異なります。24インチ軌道での開通の際には場所が大きく(?)変更されてキロ程も変更される予定です。移転した「雲駅」や休止・再開を繰り返す「蟾島口乗降場」とは違い、一旦廃止して改めて新駅を作るとゆう扱いにします。ですから路線図を書いた場合は蟾島口とこの柚ノ木谷駅の間は別線となるわけです。小さな軌道だからこそ(?)沿革は複雑怪奇(?)な歴史を作ってゆきたいと思っています☆


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▲ 3ヶ月も経ってから書くと思い出し乍らになるので・・・自分で困っています、あは☆



以下、順不同の場合や記事を分割する場合もあるかも知れませんが・・・ボチボチの更新になります。


・【熊野簡易軌道・阿下喜出張】

・【熊野簡易軌道・紀州鉱山乗り入れ】

・【柚ノ木谷橋梁とガントレット】

・【柚ノ木谷新線・雪泊(ゆきどまり)駅・桜菜坂(さくらなざか)駅・霧里(きりさと)駅・蟾島口(びきしまぐち)駅・柚木谷炭砿(ゆうのきだにたんこう)駅・新柚ノ木谷(しんゆのきだに)駅・上流(じょうりゅう)駅・上柚ノ木谷(かみゆのきだに)駅・十枚田(じゅうまいだ)駅・奥柚ノ木谷(おくゆのきだに)駅】


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