【平谷中野駅】

土日が晴れたため農作業に追われて更新が出来ませんでした、この先もこんな感じで何日も更新が滞る場合があるかと思います。雨が降ったら更新・・・とも言い切れず、雨でも忙しい時はあります。


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▲ 平谷中野駅【19・02・20】


  


平谷中野(ひらたになかの)駅

・開業 2008(平成20)年5月27日

・駅中心キロ程 0k004m000

・乗降数 310人

・設備 プラットホーム(1代目・平成20年6月3日使用開始・同年7月10日使用廃止撤去)

プラットホーム(2代目・平成20年7月10日使用開始・同年12月7日使用廃止撤去)

プラットホーム(3代目・平成20年9月10日使用開始・同年11月15日使用廃止撤去)

プラットホーム(4代目・平成20年11月16日着工・同年12月1日使用開始)

待合室(平成21年4月10日着工・同年4月15日竣工・使用開始)

仮駅舎(平成20年9月10日・21日の2日間のみ使用)


よくよく調べてみますと(私も忘れていましたが)現在使用中のプラットホーム(本文中は「ホーム」と略・以下各駅同)は4代目とゆうことが判明しました。1代目のホームは乗降台のようなもので堀川工機・軌道モータカーの入線に伴い設置しているようです。その後、試乗会を実施するに当たり「それなりのホーム」の必要性を感じて線路の敷設に活躍したものの「機動運搬車」の導入に伴いほぼ休車中の「軌道運搬車」を車輪付きのまま当駅のホームに2代目として転用しました。車輪付きのまま転用しましたのは、改めて新ホーム(4代目)を作る計画がありましたから、その際に用途不要で撤去する必要がありまして、雲駅または蟾島口乗降場へそのホームを再転用するため、当駅から自力回送する目的で車輪を残しています。実際には2代目は当駅での撤去後に熊簡桜台信号所(当時)へ自力回送し側線に留置後に車輪を撤去したうえで、現在の熊簡桜台乗降場で使用中です。また1代目のホームはやはり試乗会の実施と当駅の2代目ホーム設置に伴い、雲駅ホームへ転用しています。その後、雲駅は移転していますがこのホームは現在も使用中です。3代目のホームはこれもやはり試乗会の実施に伴い2代目ホームを「乗車ホーム①」この3代目ホームを「降車ホーム②」として分けましたが、試乗にいらっしゃる方が思ったほど多くはありませんでしたから当初の試乗会期間終了を待たずに現在の4代目ホーム着工の際に撤去しています。その後、このホームは白熊乗降場へ転用しています。仮駅舎は試乗会に伴いテントを張った簡素なもので当初考えていたほど来る人も少なく、10月以降は設置を省略しました。


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▲ ホームも何も無い平谷中野駅・・・になる場所。【19・11・10】


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▲ 元・立山砂防軌道で活躍した堀川工機・軌道モータカー(MC)と中古レールが到着。堀川MCのために新品のレールを敷設しておいた。【19・11・10】


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▲ 全国各地で鉄などの盗難のニュースが流れていた頃。それもあって早く敷設をしなければ・・・とゆう思いもあった。【19・11・10】


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▲ 幻の?1代目ホーム。【20・06・18】


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▲ 2代目ホームの使用開始。既に1代目は撤去してある。【20・07・10】


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▲ せめて駅らしく・・・と駅名表を立てた。この駅名表は現在も使用中ですが当時の隣駅の雲(ん)が逆方向になっているのは、ホームが逆になったためで・・・その書き換えを怠っているとゆうことです。【20・07・15】


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▲ 試乗会の初日。「誰も来ないか500人くらい来て慌てるか?」と思っていました。天気のこともあり仮駅舎(ただのテントですが)を設置して試乗希望者を待ちました。右側に②の3代目ホームも写っています。【20・09・10】


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▲ 仮駅舎の臨時出札口と待合室(後方)。この日は5人が試乗に来てくれた。ゼロではなかった。【20・09・10】


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▲ ②の3代目ホームと堀川MC。【20・10・10】


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▲ 10月以降は仮駅舎を省略して露天の出札口だけにした。【20・10・19】


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▲ 実用農業鉄道として・・・ソバの運搬。【20・11・13】


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▲ 当初の試乗会の最終日。本当は翌日から4代目ホームの工事を開始する予定だったが「誰も来ないだろう」と1日前倒しして着工した。【20・11・16】


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▲ 頭端式ホームも考えましたが全通もしていないのに・・・とゆう思いもあり現在の4代目ホームの形になっています。ですから5代目ホームの誕生の可能性もあるわけです。【20・11・30】


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▲ 常夏の南紀・・・って霜で真っ白になりました。南紀でも山間部は非常に寒くなります。【20・12・08】



・駅名の由来 現在も使われている地名「平谷」と現在は使用されていない消滅した地名「中野」を合わせたもの。役場の公式資料では「平谷(ひらだに)」と発音しますが、地元の方の殆どは「平谷(ひらたに)」と発音し、役場の方が誤まりとゆう解釈もあるためそれに倣っています。当初は延長計画もあり最終的にここを起点駅にはせず、将来中間駅になることもあったため軌道工事開始時点では「平谷中野駅」を別に設けて、この駅の仮称が「雪泊(ゆきどまり)」としていました。県道からこの駅前に入る道はそのまま下へ降りてゆくと農道には繋がらず「行き止まり(ゆきどまり)」になるため、それをもじって漢字を当てた仮称駅名です。この駅名は現在沿線では使用していませんが熊簡桜台乗降場付近の軌道改良工事で支線の終点駅として復活するかも知れません。


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▲ 現実的な起点側の最終目標地でこの時点での仮称はここが「平谷中野駅」だった。現在の「平谷中野駅(仮称・雪泊)」よりも立派な土盛ホームはそのため。現在、この区間の着工予定は無く「工事凍結中」になり仮称駅名も「熊簡中野駅」に変更されている。【19・02・20】


・今後の予定や計画など 前述の通り現実的な起点側の目標地点は現在の当駅ではありません。ホーム1面、線路1線の・・・起点駅としては少し物足りないような小さな駅になっているのはその計画の名残です。現在は延伸計画を復活させる見込みはありませんが、現実の鉄道でさえ計画通りに全ての区間を開通させていることはそうそう多くはないことでしょう。またこの計画を遂行するためには当駅の線路配線を大きく変える必要がありましたり、現在作業が止まっている機関庫を別の場所へ移転させる必要もありますが、実際にこの区間を開通させても道路と平行しているため「実用」とゆう意味では大きく外れることもありまして工事凍結の解除は今のところ考えていません。このため正式に当駅を起点駅にするため、当初予定の無かった駅舎(駅本屋)などの建築を計画しています。それらと合わせて駅前広場(狭場?)の整地や農業倉庫・機械庫・作業小屋なども周辺に点在させることになりそうです。また敷地内に「公園」を作ろうかとゆう案もあります。その他、条件次第で家畜の飼育も視野には入れていますが現在は条件が整っていませんので不可能です。





次回は「みかんヶ丘乗降場(未開業)」へ続きます、お楽しみに☆






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どてかぼちゃ

1つ1つの駅にも歴史ありですね。
何もないところが少しずつ形を変え、
線路が敷設され、その線路が歳月とともに、
草生していく。
そんな時の流れと歴史がずしりと伝わってきます。

by どてかぼちゃ (2009-10-06 05:19) 

くまかん

何も無い真っ白な画用紙に線を引き絵を描いて・・・
時々消しゴムで消したり、絵の具で塗りつぶしたり・・・
そんな自分の行為とは別に
勝手に自然が進行していってくれます。
レールは日々錆びてゆきますが
車輪が通った場所は輝き始めました。
風化とか劣化とか・・・
そんなものに助けられています☆

by くまかん (2009-10-06 12:17) 

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